専門医が監修
櫻庭 裕丈 先生
弘前大学大学院医学研究科 消化器血液免疫内科学講座 教授
あなたの疑問や不安、希望を先生に相談してみませんか?
クローン病や潰瘍性大腸炎は、完治が難しく長期的な治療が必要となる疾患です。しかし、適切な治療を継続し炎症を抑え、寛解(症状が落ち着いている状態)を維持することで健康な方とほとんど変わらない生活を送ることが可能といわれています。近年ではさまざまな治療薬が登場していますが、患者さんの状態やライフスタイルに合った治療方法を見つけるためには症状に加えて患者さんから生活環境や治療に対する希望を主治医に伝えていただき、相談をしながら治療方法を共に考えることが重要となります。患者さんの疑問や不安は、治療方法を考える上でも、日常生活を送る上でも大切な情報になりますので、気になったことは遠慮なく主治医に伝えてみましょう。これは、医学用語ではSDM(Shared Decision Making・共同意思決定)と呼ばれており、患者さんと医療者が情報や考えを共有しながら一緒に治療方法を決定するプロセスを指します。
患者さんの中には、受診時に主治医へ「伝えたい!」と思っていたのに、上手く言葉にできなかったり、「伝えた!」つもりだったのに実際には思ったように伝わっておらず、もどかしい気持ちになったりしたことのある方がいらっしゃるかもしれません。
「症状・困りごとガイド」は、主治医に対して「聞きたいこと」や「相談したいこと」、「伝えたいこと」を整理してまとめるためのツールです。症状・困りごとガイドで表示されるいくつかの質問に対して、ご自身が該当する回答を選択していただくことで、症状、日常生活、これからの生活に関するあなたの疑問や不安がまとめられたシート(以下「相談シート」といいます)が自動で作成されます。相談シートは、回答に使用されたスマートフォンもしくはパソコン等のデバイス(以下、「スマートフォン等」といいます)にPDFファイルとして保存いただくことができます。
患者さんご自身の疑問や不安、希望等を主治医に伝えることで、適切な治療方法を主治医と一緒に考えるきっかけとして、症状・困りごとガイドをご活用ください。
回答時間:10分程度(目安)
※回答時間はあくまで目安です。ご回答内容等によって、回答完了まで10分以上要する場合があります。
<ご注意>
症状・困りごとガイド(以下、「本ツール」といい、本ツールを用いて作成された相談シートを含みます)はCookie(以下「クッキー」といいます)を使用し、一時的にブラウザに本ツール内の入力情報を保存していますが、ブラウザを閉じるとクッキーデータは自動的に削除されます。
本ツール内の回答を途中で中断し、ブラウザを閉じた場合、入力情報は保存されませんのでご注意ください。
本ツール内の入力情報の保存は、ご自身で行っていただく必要があります。最後まで回答を完了のうえ、ブラウザを閉じる前に完成した相談シートをお使いのスマートフォン等にダウンロードいただくか、ブラウザを閉じる前に本ツール内表示画面の印刷またはスクリーンショットをお撮りいただく等の方法で、入力情報を保存することができます。