フリーになって、
家庭と仕事を両立できるようになった
フリーライター R・Iさん
女性47歳 潰瘍性大腸炎歴2年
病歴・職歴
- 1つ目の仕事
- 広告制作会社のコピーライター
- 2つ目の仕事
- 出版社
- 3つ目の仕事
- 専門系新聞社
- 4つ目の仕事
- フリーライター(現職)
- 発症
- 2年半前に発症
就労における優先事項
●経験を活かす
もともと高校時代から文章を書くのが好きで高校卒業後、専門学校からは好きな道での就職を目指してきました。
●主婦として働きながらできる仕事
現在は夫の扶養として、可能な範囲で仕事をしています。
仕事を長く続ける工夫・ストレス解消法
フリーライターという仕事の不安定を割り切って受け入れることが大事。仕事がない時に、それを気にしすぎるとストレスになるので、ヒマな時は家の片づけをしたり、体を休めたり、仕事以外のことに時間を使います。
就労体験談
確定診断は2年半ほど前ですが、潰瘍性大腸炎の症状は4~5年前から感じていました。腰痛や下痢が長く続いたのですが、元来、私は体が丈夫なので、たまたま調子が悪いのだろうと考えていました。当時、遠方への出張の取材も多かったのですが、食べたり飲んだりすると、症状がひどくなるので、飲まず喰わずで何日も仕事をしていたこともありました。
ある日、下血があり、病院へ行くと、すぐに潰瘍性大腸炎という診断が下りました。実際の症状よりも、自分が難病になってしまったという精神的なショックが大きかったです。それでも仕事は続けようと思いました。もう40代半ばでもあり、今辞めたらもう二度と仕事に戻れないのではないか、という気持ちが大きかったです。また、少し前から、出張の仕事は断っており、パソコンとインターネットさえあれば、遠出せずに自宅でできるという環境もラッキーでした。
自宅で仕事をしていると、忙しい時などはピリピリして、夫から「そんなに無理しなくていいんじゃないの」などと言われることもありますが、なんとか仕事と家庭の両立ができていると思います。仕事が切羽詰まっているときに、食事をインスタント食品などで手抜きすることもなくはないです。が、インスタントの食べ物は家族というよりは自分のお腹の調子が悪くなるので、なるべく避けるようにはしています。食事と言えば、仕事で飲食の付き合いがない
のがフリーの良い点です。
※CC Japan vol. 88 (2015年10月)より引用
※情報は取材時のものです