※IBD(Inflammatory Bowel Disease):炎症性腸疾患。一般に潰瘍性大腸炎とクローン病のこと。

妊娠中の過ごし方について

安心して妊娠や出産をするために

妊娠中の過ごし方について

  • bookmark
  • share

専門医が回答

国崎 玲子 先生

国崎 玲子 先生

横浜市立大学附属市民総合医療センター
炎症性腸疾患(IBD)センター 准教授

取材日:2023年1月

  • 寛解期の妊娠であれば、妊娠が症状の悪化に影響することは少ない
  • 病状が悪化して胎児に影響してしまうリスクを避けるため、治療を継続することが重要
  • 里帰り出産の場合はIBDを診療できる消化器科もそろっている総合病院を選ぶと安心

妊娠中でも通常と同様に治療継続を

妊娠や出産によるIBDの症状への影響については、活動期の場合は約1/4から1/3の患者さんで症状が改善し、約2/3では横ばいまたは悪化するといわれています1, 2)。つまり、2/3の患者さんは活動期のまま妊娠を継続することになります。特に潰瘍性大腸炎患者さんの場合は症状が悪化しやすいといわれていますが、クローン病患者さんでも悪化するケースがみられます。

3つの“ワ”があなたをサポート

  • ドクターのワ
    ー 専門医の話 ー

    専門医監修によるIBDの医学知識が集まる場。
    IBDのことをより深く理解して、この疾患と上手く付き合っていくためにお役立てください。

  • IBDトモのワ
    ー 患者さんの話 ー

    IBDの患者さん同士が体験を投稿しあう共有の場。
    患者さん同士でしかわからない気持ちや、困り事の解決策などが集まっています。

  • プロのワ
    ー 専門家の話 ー

    生活や治療継続に役立つさまざまなアドバイスが、各分野の専門家から集まる場。日頃なかなか出会えない医師以外の専門家のノウハウを、ぜひ毎日にお役立てください。

トモノワ 患者さんサポートコミュニティ IBD患者さんの治療生活をサポートするインターネット会員制コミュニティ「トモノワ」をご紹介します。トモノワ 患者さんサポートコミュニティ IBD患者さんの治療生活をサポートするインターネット会員制コミュニティ「トモノワ」をご紹介します。

IBDとともに歩む

仕事や生活の悩みや疑問、IBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)と歩む日々の道しるべとなるよう、さまざまなコンテンツをご紹介しています。