※IBD(Inflammatory Bowel Disease):炎症性腸疾患。一般に潰瘍性大腸炎とクローン病のこと。

人工肛門について

治療の選択肢の一つである「手術」を
正しく理解しよう

人工肛門について

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専門医が回答

松田 圭二 先生

松田 圭二 先生

帝京大学医学部外科 病院教授

取材日:2021年7月27日

  • 肛門周辺に病変がある場合などでは永久人工肛門になることも
  • 人工肛門に慣れれば行動範囲が広がる
  • 医師から手術の提案があったときは、しっかり説明を聞くことが重要

小腸を肛門につなげられないときに永久的な人工肛門を造設する

潰瘍性大腸炎の手術では、患者さんの状態によって分割して手術を行う場合は、一次的に人工肛門を造設することがあります1)。この場合、2回目や3回目の手術で人工肛門をふさぎますが、なかには永久的な人工肛門の造設が必要となる場合もあります1)。手術では、大腸を切除して小腸を肛門につなげますが、小腸が肛門まで届かなかった場合は、永久的な人工肛門を造設します1)

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